子供の頃、母が奈良漬を漬けていました。大量に漬けるので、うちだけでは食べ切れず、何かというとお遣い物にしていました。ものがなかった時代です。子供の味覚にもマッチしたのか、私は母の漬けたうりの奈良漬が大好きでした。今になって思えば、梅干しも、らっきょうも、奈良漬も引き継ぐチャンスはあったのに、とても残念です。
本格的なものは、無理ですが、スーパーで酒粕のバラ売を見かけたので粕床に挑戦してみました。味噌漬けと同じ要領で、話題の酒粕パワーも追加できれば嬉しいですね。
さっそくネットで調べたのですが、レシピにかなり誤差があったので、自分が漬ける魚や肉をイメージしてアレンジしてみました。失敗したら、徐々に分量を変えて自分の好みのに仕上げます。
材料
酒粕 | 300g |
ホワイトリカー | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ3 |
味噌 | 100g |
みりん(硬さの調整用) | 適量 |
塩(漬け込み時) | 少々 |
作り方
- 酒粕を細かく切る。
スーパーで買ったバラですが、さらに手で細かくちぎりました。
500gあったのですが、残りは100gづつラップにくるんで冷蔵庫で保存し甘酒を作ろうと思います。 - 酒粕に焼酎をかけてしばらくおく。
酒粕が硬い場合は焼酎をかけてレンジで30秒、様子を見て必要ならさらに加熱します。 - 酒粕が柔らかくなったら砂糖と味噌を入れブレンダーで混ぜる。
ブレンダーがなければ手で混ぜます。
硬さはみりんか焼酎で調整します。
粕床は以上でできあがりです。粕床は冷暗所での保管がよいのですが、うちでは冷蔵庫で保存しています。
さっそくサワラを漬けてみた
さっそくサワラを漬けてみました。
魚を漬けるときは味噌漬け同様塩を振ってしばらくおき、キッチンペーパーで水分を拭う。
粕床は基本的には一度使うと、素材の水分で水っぽくなるので取り替えるべきですが、一度に大量に漬け込むのでなければ、ラップをしいて素材のほうに酒粕をぬって冷蔵庫で寝かす方法がよいと思います。
3日めくらいで食べられます。
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